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アルカンジェロ・コレッリ(Arcangelo Corelli)

1 :リピエーノ:04/03/31 08:26 ID:kagIOL+o
アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713)

彼の曲が好きだ。
なんとも言えない洗練された音楽を残してくれた。
お気に入りは合奏協奏曲Op.6の第6番。

コレッリについてまったり話していきましょう。


2 :名無しの笛の踊り:04/03/31 08:28 ID:o3IrIiYc
コレッリたんヽ(´ー`)ノ

3 :名無しの笛の踊り:04/03/31 09:02 ID:i0Yd0zUm
トレッリとはどういう関係?

4 :リピエーノ:04/03/31 09:03 ID:kagIOL+o
彼の作品はOpus.1〜6まで分類され、それぞれ12個の曲が納められている。

----------------------------
Opus.1・・・教会トリオソナタ
Opus.2・・・室内トリオソナタ
Opus.3・・・教会トリオソナタ
Opus.4・・・室内トリオソナタ

Opus.5・・・ヴァイオリンソナタ

Opus.6・・・合奏協奏曲
----------------------------

この中に含まれていない小曲もあるらしいが、有名ではないし、録音もほとんど
存在しない(アカデミア・ビザンティナのコレッリ全集には入っているらしい)。
この時代の作曲家にしては残された曲数が少ないが、これは彼が自分の気に入った
作品以外はすべて消却してしまったからだそうである。つまり今残っている
彼の曲は、推敲に推敲を重ね、まとめられた至極の一品ばかり、ということだ。

5 :リピエーノ:04/03/31 09:15 ID:kagIOL+o
>>3

ジュゼッペ・トレッリ、のことでしょうか。

彼はイタリアのボローニャを中心に演奏活動をしていた作曲家で、ヴィターリなどとともに
ボローニャ学派と呼ばれていますね。
コレッリとの関係は実はほとんど無いと思います。共通点はコレッリも若い頃、ボローニャで
学んでいたことぐらいでしょうか。名前はよく似ていますね。
私も当初、コレッリの弟か何かと思いましたw

ちなみにトレッリも合奏協奏曲を書いていますが、コレッリのそれとは違い、かなりソロの
出番が多いものになっています。今の「コンチェルト」に近い感じです。



6 :リピエーノ:04/03/31 09:25 ID:kagIOL+o
彼の曲のなかで、もっとも有名なのは

Opus.5 ヴァイオリンソナタ集、第12番であろう。これは「ラ・フォリア」と
呼ばれ、ヴァイオリンを学ぶ人は必ずと言っていいほどやる曲だし、
一般の人にもよく知られている。コレッリ以降の作曲家もラ・フォリアの
メロディーを借りていろいろな曲を作っている。

また、
Opus.6 合奏協奏曲集 第8番も有名だ。これは通称「クリスマス・コンチェルト」と
呼ばれている。「キリスト降誕の夜のため」に書かれたこの曲は、宗教性以前に、
厳かさや気高さ、清楚さに満ちあふれ、まさにクリスマスに聴くにふさわしい。


7 :3:04/03/31 09:42 ID:DEhWcHjS
>リピエーノさん
説明ありがd!

ヘンデルのチェンバロ組曲に「ラ・フォリア」の旋律を使ったサラバンドがあるみたいね

8 :リピエーノ:04/03/31 10:00 ID:kagIOL+o
>>7

いえいえ。

ヘンデルのチェンバロ組曲にもあったんですか!
それは知らなかった。ぜひ聴いてみたいですね。
作品番号とかわかりましたら教えていただけると嬉しいです。

9 :名無しの笛の踊り:04/03/31 11:08 ID:6oxuk8x3
クリスマス協奏曲の最後好き。
天使が舞い降りてくるとこ。

10 :名無しの笛の踊り:04/03/31 13:02 ID:DlqaTJC4
この人ってある意味で最高に幸福な芸術家だな。
王様にも尊敬されるし、演奏家として最高級に
ランクされているし、作曲は本当に納得できる
ものだけを出版する。後世でも寡作だが
最高級の作品ばかりという評価だし。

11 :リピエーノ:04/03/31 14:01 ID:kagIOL+o
>>9

パストラーレですね。私も大好きです。
弾いていると陶酔しちゃいますw
ホントに綺麗な音楽作ったもんだと思います。

>>10

確かに。まあ、幸福じゃないとあんな音楽は
作れんでしょうね(^^;
ちなみに、「アルカンジェロ」とは「大天使」のことだそうです。
きっと人柄も天使のような方だったのでしょう・・・。


12 :リピエーノ:04/03/31 14:48 ID:kagIOL+o
私が持ってるクリスマス・コンチェルトのCDを簡単にレビュー

【I Musici(イ・ムジチ), コンマス: フェリックス・アーヨ 】

重厚さがある。楽譜通り、装飾も一切つけずに弦の響きを出している。
 渋い演奏。モダン楽器のせいか、音の張りの強さを感じる。

【The English Concert(イングリッシュコンサート), 指揮: トレヴァー・ピノック】

イ・ムジチに比べると随分軽い演奏。装飾も若干加えていて現代風の
演奏だ。無難な演奏とも言える。これといって特筆すべきことは無い。



13 :リピエーノ:04/03/31 14:49 ID:kagIOL+o
【Fabio Biondi, EUROPA GALANTE( ファビオ・ビオンディ指揮、エウローパ・ガランテ)】

装飾を付けるな、というコレッリの指示を全く無視し(笑)、これでもかというほどの
装飾を付けている。場所によっては装飾どころか新しいメロディを作っているレベルw
聴いていて面白いが、クリスマス協奏曲にふさわしいものかどうかは疑問も残る。
ダイナミックの表現はこの楽団の得意とするところで、大げさすぎる嫌いもあるが、
上手いと思う。好き嫌いが分かれそうな演奏である。

【カラヤン、ベルリンフィル】

オーケストラの迫力というか。音の重厚さはもの凄い。ソロヴァイオリンがわずかの装飾を
冒頭のヴィヴァーチェの部分に付けている。なかなかいい装飾だと思った。
エウローパ・ガランテの演奏とは全く対照的で、ふわふわしたところが無い。

------------------------------------------------------------------

簡単にまとめ。
この曲は「装飾無し」がコレッリの意図するところであるようだが、場合によっては多少の装飾も目が覚めるような
感じがして悪くない。ただ、エウローパ・ガランテのように「やりすぎ」は禁物だと思う。この曲の良さはやはり
弦の、のばした音の響きが重なり合ってできる響きの美しさ・・・だと思うからである。装飾だらけで
その響きを壊してしまうようなことは良くないのではないだろうか。

と偉そうに書きましたが、皆さんもおすすめCDなどあったらぜひ教えてくださいませ。

14 :名無しの笛の踊り:04/03/31 14:53 ID:07y7b6AP
昔実演で何番だったかコレルリのコンチェルト・グロッソを聴いて
その後ヴィヴァルディの四季を聴いたのだが、コレルリの対位法が
あまり立体的だったので、ヴィヴァが平板に聞こえて困った。
コレルリの方が古風に聞こえて、ヴィヴァの方が歌うようで
新しい様式だったのだろうがオレはコレルリの方が好きだな。


15 :あーくえんじぇる:04/03/31 16:27 ID:tMXc8mpa
コレッリって
ばよりんの奏法を確立した人って言われてるけど
具体的にはどんなところがコレッリを起源としてるの?

16 :名無しの笛の踊り:04/03/31 17:10 ID:FajRQCvI
コレッリのファンは同時代の同士、
ゲオルク・ムファットも聴いてみてほしい
コンチェルトグロッソは甲乙つけがたし

17 :3:04/03/31 17:19 ID:ZpQjWbwp
>>リビエーノさん
作品番号はHWV437でつ。組曲第2巻の第4番の中の一曲。
「バリー・リンドン」とかいう映画のメインテーマに使われたそうです。

18 :リピエーノ:04/03/31 21:31 ID:kagIOL+o
>>17

ありがとうです。さっそく探してみますね!

>>15

ヴァイオリンの奏法ですが、コレッリの作品を聴けばわかるとおり、
それほど高度な技術を必要とするわけではなく、むしろ、速いパッセージや
重音、ハイポジションなどを極力さけているように思われます。
彼自身、そうした演奏を好んでいたようです。ですので、具体的な
○○奏法、というようなものがあるというわけでは無いのでは?

コレッリの奏法がかいま見えるエピソードとしてこんな話があるそうです。
彼がオーケストラを率いてヘンデルの作品を演奏したとき、コレッリの
あまりに穏やかな演奏に業を煮やしたヘンデルがコレッリのヴァイオリンを
ひったくってひいてみせたところ、コレッリは「でもザクセンのお方、
この音楽はフランスのスタイルで書かれているので、私にはわからない
のですよ」と答えたというもの。
本当かどうかは別として、なんか両者の違いが面白いですよね。

>>16

ゲオルク・ムファットは、コレッリの作品(合奏協奏曲)に深い感銘を
受けたそうですね。


19 :名無しの笛の踊り:04/03/31 23:53 ID:8GKmh/YQ
>18
ふむぅ。
じゃあ何故確立したとの評価がうまれたんだろう?
彼以前と彼以後では明らかに違う何か影響深いものがないと
普通そんなこと言われない気がするんだが。。。

20 :リピエーノ:04/04/01 00:23 ID:tgPPBnB+
>>19

そうですね。
ヴァイオリンソナタ「ラ・フォリア」では、その当時のヴァイオリンの
運弓技法がすべて盛り込まれているそうですが、そういった技法を
体系化した、または、まとめ役を果たした、ということで「確立した」と
評価されているのかもしれません。

彼はまたトリオ・ソナタ形式を確立した作曲家としても知られていますね。
その場合も、彼が大胆な試みを実践したから評価されているのではなく、
それまでの時代の様式を受け継ぎつつ、形式を整えて洗練させた、という
ことで以後の音楽界に影響を及ぼしたと言えます。ヴァイオリンの技法の
ことについても、それが当てはまるのではないでしょうか?


21 :名無しの笛の踊り:04/04/01 00:49 ID:fdvj5P7c
なるほど。
何か殊更に新しいことをしたのではなく
ひょっとしたら各地でローカル的に散在していた技法や形式を
作品に盛り込むことで広く紹介し普遍的なものにしたのかな?


素朴な曲ばかりなのに緻密に出来てるんだな・・・

22 :リピエーノ:04/04/01 15:13 ID:tgPPBnB+
http://up.isp.2ch.net/up/444c947f58dc.mp3

どこかのWEBサイトで流していたコレッリの曲です。
トリオソナタ Op.3の第3番のラルゴだと思います。
祈りを捧げたくなるような神聖な美しさがありますね。



23 :名無しの笛の踊り:04/04/01 15:20 ID:L5I7MoIy
ビオンディ ヨーロッパガランテの作品6全曲聴いた。
ひそかに覚悟はしていたのですが、過激!なんじゃコレ!
でした。とにかく各曲ともアレグロ部分の凄まじい速さ。
なんぼなんでもコレルリだからここまで強烈にやるとは
思わなかった。

24 :名無しの笛の踊り:04/04/01 15:27 ID:GTzOgBD9
コレリ大尉のマンドリン
コレルリ大佐のヴァイオリン

25 :リピエーノ:04/04/01 15:38 ID:tgPPBnB+
>>23

聴いた感想はいかがですか?
私は7〜12番までしか聴いていませんが、なかなか面白かったです。
コレッリの純粋な美しさみたいなのはちょっと失われているような気もしますが
彼らの味付けで生まれ変わった新しい曲、と思えないこともありませんw
ただ、ちょっと装飾がチャラチャラしすぎているような箇所もあって、聴いていて
うるさい(落ち着かない)という感じも受けました。


26 :名無しの笛の踊り:04/04/01 16:44 ID:Ln4ncps5
まあ感想は!!??なんですけどね。コレルリを聴いた時の
幸福感はありませんでした。あまり前衛的な面で勝負する
曲とも思えないのですがここまでやるか?ですね。


27 :名無しの笛の踊り:04/04/05 01:42 ID:Un5f/xyR
>ゲオルク・ムファットは、コレッリの作品(合奏協奏曲)に深い感銘を
>受けたそうですね。

そうです。コレルリ風コンチェルト・グロッソにフランス舞曲を
組み入れたこの曲集の序文でムファットはコレッリに触れています
http://www.hmv.co.jp/Product/Detail.asp?sku=729268

28 :名無しの笛の踊り:04/04/05 20:02 ID:+HovHc1g
>>18
コレッリ没時(1713)、ヘンデルは28歳か。
世代格差もあったのだろうな。

29 :名無しの笛の踊り:04/04/06 08:19 ID:7HiyVyyM
>>26の続きになりますが、改めて聴いてみて
フルトヴェングラーのモーツァルトを聴いている
ときのような気分になりました。
演奏としてはドラマティックだし
深い演奏、入念に細部までこだわって
音楽しているのですが、どうも肝心な
ところをはずしているみたい。ただし
ビオンディは分かっててやってる
確信犯じゃないかな。

30 :名無しの笛の踊り:04/04/09 13:26 ID:7MLzK50r
私は、サンプラーについてきたビオンディで
クリスマス協奏曲を初体験してしまったので、
他の盤がなんとなく物足りなく感じてしまう。
(すり込みって恐ろしい…)

最近はバンキーニおばさんのをマターリ聴いてます。
大蛇がうねっているみたいで、
なるほど“でっかい協奏曲”だなぁ…と。

31 :名無しの笛の踊り:04/04/09 13:30 ID:7MLzK50r
昨晩“うたばん”っていう番組で総集編か何かやってた
みたいなんですけど、なんだか背景にコレッリの肖像が
あったような気がします。何故…??

32 :リピエーノ:04/04/10 18:37 ID:0WEjbhfV
>>30

最初にビオンディのやつを聴くとはw
まぁ、まじめな(正統な)演奏のやつも聴いてみてください。
それはそれでいいものですよ。

ところで
コレッリの曲の中で「ヴァイオリンソナタ」と「合奏協奏曲」は
よく聴かれますが「トリオソナタ」はそれに比べると知名度も低く
あまり演奏もされません。
僕のお薦めのトリオソナタをちょっと書いてみます。

Op.1 No.7
Op.2 No.4, No.12
Op.3 No.8

特にOp.2の12番はシャコンヌで、非常に美しく流麗な変奏曲です。
もし聴く機会があればぜひどうぞ。


33 :シュークリームの中身も:04/04/10 22:19 ID:JWq5SplX
>>32
作品いくつの何番が、というふうにぱっと浮かんではきませんが
彼のトリオソナタは、むしろヴァイオリンソナタやグロッソよりも好きです。
深いです。

34 :名無しの笛の踊り:04/04/10 23:37 ID:7lww+/RE
>>31
あれは乳豚でそ。

35 :名無しの笛の踊り:04/04/11 00:23 ID:q5uQ0OSD
マンゼ演奏のソナタは如何でしょうか?

36 :名無しの笛の踊り:04/04/11 00:42 ID:OJYdex74
>>31
中居の後ろでしょ。オレも前から気になってた。
コレッリのほか、グルックもかかってるよね。
あと一枚は誰だろう? バッハの息子の誰か?

37 :名無しの笛の踊り:04/04/11 20:22 ID:jYuV+tip
>>32
シャコンヌはいいですねぇ。
私の好きなトリオソナタというと・・・
Op.1、No.3
 特に第2楽章アレグロ。なんだか止めどなく続くのが良い。
Op.3、No.12
 教会ソナタの最後の作品番号。いろんな楽章の入れ替わり立ち変わりがおもしろいです。
 (でも最後はきっちりフーガで締めている)


38 :名無しの笛の踊り:04/04/12 18:24 ID:pShVNAD+
コレッリって止めどなく聴けるけど。
止めどなくは語れない予感…

39 :リピエーノ:04/04/12 20:47 ID:2cPIhtto
>>35

アンドリュー・マンゼ演奏のコレッリ「ヴァイオリンソナタ」、ということでしょうか。
彼の演奏はビーバーの「ロザリオソナタ」などしか聴いたことが無いので何とも
言えないです。結構装飾の付け方や音色に癖のある人だと思いました。
それがコレッリの作品に合うかどうか聴いてみたいですね。
ちなみに

http://www.towerrecords.com/product.aspx?pfid=2781177

で、彼のCDから全トラックの試聴が出来ます。ちょっと最初を聴いてみた感じでは
コレッリ自身が付加した装飾を使わず、彼独自の装飾で演奏しているようです。
シンプルですが音色が綺麗で(試聴版の低音質でも)、なかなか良いかも。


40 :名無しの笛の踊り:04/04/12 21:31 ID:EtJCy+k2
まだイ・ムジチのしか聴いたことがなくて
HMVのサイトでいろいろ試聴しています。
バッソ・コンティヌオはチェンバロではなく
リュートを使っていたり、角々しい響きがなく
往事はこんな感じで演奏していたのかな、と
マターリ、優雅な気分に。

41 :名無しの笛の踊り:04/04/13 00:01 ID:OwBWVWR6
>>35, >>39
私は逆にマンゼしか聴いたことがないので
何とも言えませんが、以前バロック音楽スレで話が出たときには
“癖があってコレッリとしてはあまり好感が持てない”とか、
“いやそんなに言うほど悪くはない”とかいう意見がいくつか出ていました。

注目盤、個性的、悪くはないクオリティ、といったところなんでしょうか。

42 :名無しの笛の踊り:04/04/13 02:06 ID:CN78SAMb
どの曲でもマンゼの評判って似たり寄ったりですね

43 :名無しの笛の踊り:04/04/13 04:03 ID:rKczUYg0
マンゼの中の人も大変だな。

44 :名無しの笛の踊り:04/04/13 08:02 ID:5vVz7QZv
>>38たしかに作品5でも6でも1曲目聞き始めると
なかなかやめられないね。
オレのコレルリ原体験は変なはなしだがパールマンの
サンプラーレコードでクライスラーのコレルリの主題に
よる変奏曲なんだ。ヴィニャフスキーとか凄いのが
並んでいる中でこの曲だけ格調で断然光っていた。
アレンジされてもこんなに渋くて威厳のある音楽を
書いたのはどんな人かと興味をもったことが
コレルリ賛のはじめかな。

45 :リピエーノ:04/04/13 20:23 ID:7Pi6Py0q
ヴァイオリンソナタOp.5について僕の所持するCDからいくつかレビュー。

*シギスヴァルト・クイケン

 装飾などはコレッリ自身のものを使用している箇所が多く、オリジナリティはあまり無いように
思われる。しかしこの人が弾くとなぜか「この人が弾くからスタンダード」に思えてくるのが不思議。
隙のない演奏で、おもしろみや意外性は少ないのだが、装飾の弾き方や音色の出し方には
やはり感心させられる。コレッリのお手本のような演奏だ。聴いてみて損は無いと思う。
全曲録音では無いのが残念なところだ。

*エドゥアルト・メルクス

 威勢は良いのだが、所々でアラが目立つ。音色の出し方もいまいち美しくないし、それ以前に
音程が合っていない箇所もいくつかある。装飾は特に室内ソナタ(7〜12番)のゆっくりした楽章において、
ちょっとやりすぎだろ、というくらい独自のものを付加して演奏している。1〜6番の教会ソナタは
コレッリ付加の良く聴かれる装飾で演奏している。メルクス自身の装飾はいまいちである。
良い演奏も中にはあるのだが、全体的には雑な印象がある。
7番で、オーケストラの伴奏を付けているのは興味深い。(だがこれもソロの演奏が良くなく、
せっかくの構成の魅力が半減している)
日本語CDだったので購入してみたが、ちょっと後悔している。


46 :リピエーノ:04/04/13 20:40 ID:7Pi6Py0q
*アルテュール・グリュミオー

 彼のヴァイオリンの特徴である「美音」がいかんなく発揮されている。とにかく音色に関しては
文句の付けようがない。音程も完璧で、重音の部分などはその完璧さ加減に耳を疑う部分も
あった。装飾はほとんど付けていない。ほぼ楽譜通りの演奏で、少しテンポが遅めなので
そのあたりがちょっと物足りない感じではある。
だが、それを補ってあまりある音の美しさは、一度聴いてみることをおすすめしたい。
演奏方法は最近のバロック演奏家のものと大きく違うが、それが逆に新鮮である。

*寺神戸亮

 室内ソナタ(7〜12番)のみの演奏。音色が良く、思いの外すばらしい演奏である。
装飾は控えめながらコレッリやジェミニアーニのものを使用しており、気品がある弾きぶり。
先に述べた派手なメルクスの演奏などより遙かに洗練されていて、美しい。
日本人でこのような演奏が出来る人がいることを嬉しく思う。コレッリファンなら買って損は無いCD。

*キアラ・バンキーニ

 音色は普通か。綺麗だとは思うが、このぐらいの演奏家は沢山いそうである。装飾は
コレッリ付加のものを使用している部分が多い。特にこれと言ってコメントすべきことが無い。
普通の演奏と言った感じだろうか(^^;

---------------------
以上、個人的見解をふんだんに盛り込んだレビューでした。少しでも参考になれば幸いです。

47 :リピエーノ:04/04/14 07:09 ID:PUFO2PFk
「名古屋バロック」の演奏が聴けます。

http://nagoyabaroque.com/mp3.htm

Op.5ヴァイオリンソナタの4番と7番がリコーダーで演奏されています。
装飾は独自のものでなかなか興味深いです。リコーダーの演奏も
なかなか良いものですね。

48 :リピエーノ:04/04/14 07:24 ID:PUFO2PFk
http://village.infoweb.ne.jp/~fwgf6574/pohtani.html

スネイク大谷という人がコレッリ評を書いています。
なかなか的確にコレッリを言い表していると思います。

コレッリの音楽には『暖かさ』がある、という部分、すごく共感します。

49 :オワゾリール侯爵夫人:04/04/17 16:10 ID:UCfuWEsL
どの季節に聴いてもぴったりだと思っています。
特に合奏協奏曲。(「クリスマス」は例外だけど。)
冬に聴くととくに音色の暖かさが感じられ、また
春や夏だと散りゆく桜、若やぐ緑に匂うかぐわしさと
さわやかさを感じ、秋にはさみしさとともに紅葉の
鮮やかさにも似た弦楽器の音の綾錦が聞き取られ、
飽きがきません。まあ、季節感で感じ取る、なんて
もしかしたら日本人の耳が特殊だから、かもしれません
けれど。

50 :名無しの笛の踊り:04/04/18 12:17 ID:SLc/yVK+
日本人受けする作曲家&作品であることは確か。

51 :リピエーノ:04/04/18 16:10 ID:ZzCBgkX8
>>50

日本人は彼の曲からインスピレーションを受ける度合いが大きいのかも
しれませんね。日本人の演奏した合奏協奏曲なども聴いてみたいなぁ。
クリスマス協奏曲は結構やっていますけど、それ以外のはほとんど
聴いたことが無いので。
そういえば、ベルリンフィルのコンマスをやっている「安永徹」の演奏した
コレッリのヴァイオリンソナタ第4番をラジオで聴いたことがあります。珍しく
ピアノの伴奏でしたが、それがロマン派の作品のようにものすごく流麗で、
ピアノの伴奏もよくマッチして美しい演奏で、感動したのを覚えています。


52 :名無しの笛の踊り:04/04/23 22:51 ID:fvhfWvPp
リピエーノ さん落ちちゃいますよ

53 :名無しの笛の踊り:04/04/24 09:43 ID:k19huPEw
この人器楽しか書かなかったのかなぁ。
たぶん作曲家よりヴィオリニスタだったんでしょうね。

コレッリが“後世に残さないようにした”作品の
パート譜とかって残っていないんでしょうか?

54 :リピエーノ:04/04/24 17:04 ID:f4wm1rm6
>>53

焼却しちゃったそうですからね。無いんじゃないでしょうか。
もし誰かが写したりしてるのがあったら(゚д゚)ウマ-なのですが。
前にも書きましたが、アカデミア・ビザンティーナのコレッリ全集CDには
作品1〜6に含まれない作品も収められているそうです。
はげしく聴きたいもんです。


55 :リピエーノ:04/04/25 19:29 ID:CBn9PKTY
コレッリ・ヴァイオリンソナタCD品評のページを発見!
評価文は細かく、見やすくていい感じです!

http://www.sam.hi-ho.ne.jp/t-suzuki/corelli_sonatas/reviews.html

以前、僕が書いたレビューと見比べてみるとなかなかおもしろいです
人によってやはり印象は大きく違うんだなぁと実感w


56 :名無しの笛の踊り:04/04/27 07:44 ID:FCZYZX1t
>>55
GJ!

イタリアのchi
○…キ
×…チ

57 :リピエーノ:04/05/02 16:53 ID:NreBaUv3
>>55

自分でレス。
モニカ・ハジェットの録音は聴いてみたいなぁ。誰か聴いたことが
ある人がいたら、感想plz。
彼女とゴールウェイ(Flute)のバッハトリオソナタを聴いたことがあって
とても優しい音色で良かった(ゴールウェイの音色も特筆ものでした)記憶が
あります。コレッリの作風にも合いそうです。


58 :名無しの笛の踊り:04/05/02 18:13 ID:MhMu1voY
どなたか、バルビローリがオーボエ協奏曲にアレンジした原曲を
ご存知の方、教えて下さい。

59 :リピエーノ:04/05/03 14:15 ID:/yt2u8gZ
>>58

コレッリの曲と関係あるんですか?

60 :名無しの笛の踊り:04/05/03 20:41 ID:m6DRyRXQ
コレッリ全集(キアラッパ&アカデミア・ビザンチナ)
のブリ箱化を願う今日この頃である。

61 :名無しの笛の踊り:04/05/03 23:41 ID:y7p4BTiG
>>59
もちろんです。ジョン・バルビローリがコレッリの曲
から数曲抜粋してオーボエ協奏曲にアレンジしている
のですが、その出典を知りたいのです。

62 :リピエーノ:04/05/04 08:49 ID:DZjhYN9P
>>61

http://mfile.akamai.com/3171/wm2/muze.download.akamai.com/2890/us/uswm2/762/276762_1_03.asx?obj=v10531

探してみました。このCDのトラック1〜5の曲のことでしょうか。
この曲はコレッリの「ヴァイオリンソナタ作品5、第10番」です。

オーボエも良い雰囲気が出るものですね。ヴァイオリン演奏とは
かなり異なった趣があります。参考になれば幸いです。

63 :58です。:04/05/04 11:22 ID:513SZmqE
リピエーノさん。早速のレスありがとうございました!

64 :名無しの笛の踊り:04/05/05 10:47 ID:d8HWnRgD
こんなスレが立ってたんですね。
ロンドンバロックのトリオソナタはかなりよかったですよ。
Op5はブリュッヘンらによるリコーダーの演奏も好きです。


65 :リピエーノ:04/05/05 18:38 ID:hLYUZClj
>>64

ロンドン・バロックの演奏は端整な感じで好きです。値段も安いですし(笑)
全部は持っていませんが、パーセル・カルテット演奏のトリオソナタもかなり
良いです。こちらは曲が実に生き生きと演奏されています。装飾も
ツボにはまりますw

Op.1
http://www.towerrecords.com/product.aspx?pfid=1074073

Op.2
http://www.towerrecords.com/product.aspx?pfid=1075353

Op.3
http://www.towerrecords.com/product.aspx?pfid=1079295

Op.4
http://www.towerrecords.com/product.aspx?pfid=1081022

そのほかではアンサンブルオーロラのものなどがオススメです。一部の
緩徐楽章(ゆっくりした楽章)において、猛烈な装飾を見せつけてくれますが、
それらが実に自然で美しく、うっとりしてしまう程です。

http://www.towerrecords.com/product.aspx?pfid=1073100

「私は、コレッリの作品をフランスのリュリの作品と同じように生命ある限り敬愛するだろう。
とくにコレッリのソナタに魅了されて、私もソナタを作曲してみたいと思い立った」

というフランソワ・クープランの言葉が心から納得されます。
本当に美しい音楽を創ってくれたものです。

66 :リピエーノ:04/05/06 00:17 ID:weadLOuq
>>65

書いた後で気づきました。
パーセル・カルテットのはCDが4枚に分かれていますが、作品1〜4で
わけられてるわけでは無いのでした。ちょっと混ざった感じになってます。

67 :リピエーノ:04/05/11 07:37 ID:jslf6LQY
Op.1の6番トリオソナタを演奏することになりました〜
がんばろう。。
ちなみに教会ソナタだけどオルガンが使えないので
伴奏はチェンバロです。

68 :リピエーノ:04/05/15 21:23 ID:gmcj2xks
技術的には簡単だけども、美しく演奏するのは意外と難しいなぁ。。。

69 :名無しの笛の踊り:04/05/17 00:21 ID:Iwqbi7Sv
パーセルQTのは、ハイペリオンの録音がお気に入りなのだが・・・ガンバソナタ(編曲)もいいしね

70 :名無しの笛の踊り:04/05/17 01:13 ID:pi7eqFPn
超お買い得廉価版CDの「CLASSICAL EXPRESS」
ニコラス・マッキガン指揮 フィルハーモニア・バロック・オーケストラの
Op.6「合奏協奏曲」(Volume1とVolume2)それぞれ880円!!
新○堂が輸入していたのを買ったんですが、ハマリました。
清冽にしてきらびやかです。
DENONのイタリア合奏団のはなんとなく気が抜けたシャンパンみたい。。。

Op.5−4
安永徹&市野あゆみライブ盤。装飾音アレンジしまくり。でもこれで刷り込まれてしまったので、
グリュミオー盤とか聞くと淋しい・・・・
ちなみにペータース版の楽譜買ったら、装飾音殆ど書いてないです。。。
すごいストイック・・・・

71 :リピエーノ:04/05/17 20:38 ID:k2l0htzG
>>70

マッキーガンの演奏は聴いたこと無いので、次にCD選ぶ時の参考にしますね(^^)

安永徹の演奏はとても素晴らしいですね。珍しいピアノの伴奏も相まって、水の滴るような
美しいヴァイオリンの音色が印象的です。まるでロマン派の作品のようです。装飾も控えめ
ながらツボを押さえたもので、とても気に入っています。
4番以外のヴァイオリンソナタも演奏してもらいたいですねぇ。


72 :名無しの笛の踊り:04/05/19 14:25 ID:noq3ix/x
>>71
マッキガンのCDですが、
http://www.classicalexpress.com/7014.htm
http://www.classicalexpress.com/7015.htm
で、1枚$7.98(+送料)になってますよー。^^

安永さんにはぜひとも他のソナタも演奏してほしいですねー。^^

73 :名無しの笛の踊り:04/05/21 20:47 ID:oaRS/9jj
末期ガン。。。

74 :リピエーノ:04/05/21 23:11 ID:eaaAdvXV
>>73

いやいや(^^;
最近、日本人の演奏したコレッリのヴァイオリンソナタが非常に聴きたいです。
寺神戸さんや安永さん以外の人のCDって出てるんでしょうかねぇ・・・

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